未来の保育士サミット-現役学生の本音トーク-

憧れの先生のような保育士になりたい!子どもと関わるのが楽しい!
そんな思いで保育士を目指してる大学生5 人が集まって、保育の魅力や大学で学んでいること、
こんな園で働きたいという理想まで、リアルな本音を語り合いました!

保育士を目指したきっかけ

僕自身が保育園育ちだったんだけど、
そのときの先生が、子どもの僕たちと同じ目線に立って接してくれる人だったんだ。
保護者や職員にも話しやすいムード作りをしてくれる先生で、僕の憧れの人。
その先生みたいな保育士になりたいなって思ったことが保育士を目指したきっかけ。
私も子どもの時に通っていた保育園の先生が大好きで、憧れてたな。
その頃から、先生みたいな保育士になりたいという夢がずっとあり、今に至るという。
保育士をずっと目指しているという感じ。
本当にいろんな先生が自分のことを知ろうとしてくれて、保育園自体が大好きだったし、そういうところで働けたら楽しいんだろうなって。


私も同じ!通った幼稚園の先生がすごくいい人で。
幼稚園か保育園かはまだ決めていないけど、
一番、間近でこどもと関われる仕事をしたいなって思ってるよ。
私は年の離れたきょうだいがいて。
お世話とかするなかで子どもと関わることが好きになったかな。
それが職業にできたらすごい幸せだなぁと思ったんだよね。


私も、昔から小さい子どもが好きだったのがきっかけ。
実習でうまく行かないことや大変なこともあったけど
それよりも子どもたちと関わることが楽しくて、
絶対に保育士以外の仕事は考えられないなって思った。
実習が大切なことを教えてくれた

最初に実習に行ったのが私の出身園で。
自分のことを知っている先生もいて、自分が憧れた場所に行くみたいな感じだった。
「いいところを見せなきゃ!」みたいなプライドがあって、すごい気を張ってたんだよね。
でもそれが子どもたちにも緊張として伝わっちゃうんだって、身をもって体感してわかった。
やっぱり自分が楽しんでないと相手も楽しめないんだな、っていうのをいろんな実習を通して学んだな。
幼稚園とか保育所に一通り実習に行って、
大学で勉強した障がいを持った子どもとか、社会的養護に関する子どもたちって
本当にいるんだなって思った。
勉強だけじゃ正直「あ、そういう子もいるんだな」で終わるところを
実際に見て関わって感じたことと授業で学んだことがつながって。
「実習行って良かったな」ってどの実習もそう思った。ほんとうに!


私、実習行くまでは「絶対できないでしょ」とか思っていて。
不安なまま実習に行ってたけど、一生懸命頑張ってたら、あっという間に終わってた。
保育士と言われれば、
よく子どもと遊ぶことが仕事というイメージが強いと思うんだけど。
そうじゃない業務の大切さっていうか、
子ども達と関わる上で必要な見えないところの仕事も
すごく大切なんだな!って感じることができたかな。

こどもは、予想外!だからおもしろい

自分が思う保育の面白さは……なんていうか、予想外なところ。
こっちが準備してても、子どもは斜め上のことをやってくるから。
そういう子どもならではの感性が見えるっていうのは
保育の魅力、面白さなのかなって思ってる。
常識をぶち壊してくれる、みたいな。


たしかに、子どもって発想力すごい豊かだから、いっしょにいて飽きないし、
こっちも学ぶこともあるし、自分自身の成長につながるんだよね。
あとは、いつもこどもと一緒にいるからこそ、できないことを知ってるわけだから、
できた時にその場にいられたことはすごい嬉しいし、喜びなのかなって。
実習でも絶対予想外の行動があって。
それにどう対応するかみたいな対応力が試されてて。
そうやって経験を積んだら、引き出しが多くなってたりするのが面白いかな。


正解がない!
だからこそ楽しいって思えるよね。
そう、正解がない!
……が保育の魅力に近いかもしれない。


確かに!
授業で「正解がないじゃなくて、全部が正解になってる」って
言っていたことを思い出した。うん。


それかな、それかな!
全部が正解だって、それが腑に落ちる言葉だよね、確かに!
何をしても間違いになる時もあるみたいなことも言ってた。
答えがひとつじゃないから探求しかない。
保育の探求、子どもとの関わりの探求、探求、探求、探求!みたいな。


探求し続けられる……
うん、うん。言っちゃえば、保育って常に探求だ。
それが保育の魅力なのかな。

こんな職場で働きたい!

福利厚生と労働時間がちゃんと管理されてて、給料のいいところ。
一番重視していることは、保育者としての権利が尊重されるような……。
保育を提供するのは保育者なので、その保育者がちゃんと守られてる職場で働きたい。
今、そういうことをゼミで考えてるし。
私は、子どもたちの主体性を大切にしたいと思ってるんですけど、
そういう自分の保育観とあってる職場がやっぱりいいかなって思う。


私は休みがちゃんと取れる職場がいいな。
いろんな場所に旅行に行きたい。
仕事も、仕事以外もちゃんと充実させたい。
どっちも充実させたいからこそ
休みがしっかり取れる職場の方がいいかなって思う。
私はやりがいを一番求めちゃうタイプなので。
第一にお金とか休みっていうよりかは、
どちらかといえばちょっと忙しそうな園を選びたいかなって。
忙しい時の方が好きなんだよね。
なんとなく充実感があるし、暇することがあんまり好きじゃなくて。


じゃあ、例えば給料はまぁまぁだとして。
休日出勤あり、持ち帰り仕事あり、毎日残業、行事も年に何個もあって
そのための準備とか、先生たちもその行事で出し物する、みたいな……
すごく忙しい環境でもやりがいを重視する?
うん。たぶん。
若いうちじゃないと絶対にガツガツ動けないと思ってるから。
今だからできることをしたくて忙しさを取ると思う。


すごいね!
自分がゼミで「それを正して直していこう」みたいな研究をしていて。
やりがいがあるからで済ましていたらダメだよね、変えていこうよ
っていうのを論文にしてる。それこそ保育者として尊重される、ということなので。
僕はちゃんと休暇とか取れて、
権利がちゃんと保障されていることが、保育者として尊重すべきことだと思う。
でも、実際にノノカみたいな考えの人にぶち当たった時、
たぶん何もできなくて…ああすごいって感じちゃう。
だけど、お互い仕事に求めるものが違うので、そこを正すのはちょっと違うかな。
言ってることわかんなくもないし、共感もできるけど……。
子どもたちのためにって自分を犠牲するぐらいまでは嫌かな。


私もワークライフバランスは大切かなって。
やりがいは後からついてきたらいいかな、と思う。
わたしのなりたい保育士

記憶に残り続けられる保育士になりたくて。
自分が憧れた先生もそうだけど
何々保育所に配属されていた何々先生じゃなくて
記憶に残る保育士ユウヤ先生みたいな感じになりたい。
私も、自分が憧れた先生みたいに
子どもからも憧れられるような先生になれたら
自分が保育士になった意義が達成されるかなって思う。


私は、子どもが「遊ぼうよ」って誘ってくれた時に
全力で遊べるような先生になりたい。
子どもの気持ちをしっかり受け止めて、寄り添う。
子どもがのびのびと過ごすことができて
居心地のいい環境を作っていけるような保育士になりたいな。


授業で保育事故について勉強して、そんなに責任が重い仕事なんだと思った。
でも他の仕事をするイメージもできなくて、もう私が覚悟を持つしかないな!と思って。
子どもの安全を第一に考えて、
子どもの発達とか楽しさとかを考えられるような保育士になりたい。
保育士を目指す中高生へメッセージ!

「がんばってください!」だとちょっとありきたりだよね。
たぶん、保育士っていう職業は、
今後AI やテクノロジーが発展してもなくなる職業ではないと思うし、
社会的にも需要が高い仕事だし。
それに、働いていて楽しいことが多い職業だなって思うので!
楽しく働きたい人はぜひ、保育士を目指して!
私はけっこう不器用で制作とかもほんとうに苦手なんだけど、
それでも実際に実習行ってみたらなんとかなってるから。
絵が上手に描けなくても、折り紙が上手じゃなくても、
誰でも志せばなれる職業だと思って、
ぜひ、興味を持っていただけたらなって思ってます。


私は、親が「うんとやりたいことを仕事にしたらいいよ」って
言ってくれたのがすごい心強くて。
社会人になった後の人生の大半って仕事だと思うので、
やりたいことだったら、がんばろうって思えるから。
好きなことを大切にして職業を選んでほしい。
不安なこともいっぱいあると思うけど
絶対に、志せばなんとかなるし、
できるようになると思ってぜひがんばって!


あきらめないで!あきらめないで!
ほんとうに大丈夫!男性でもできる。
僕はピアノ弾けない、楽譜読めないところから始まったし
絵も描けないけど大丈夫だった!
子どもたちは待ってるし、保育士の先生たちも待ってくれてるから!
大丈夫、あきらめないで!
